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地盤補強とは

地盤補強がなぜ必要なのか

柔らかい地盤の上に建物を載せると、柔らかい部分から沈みます。
均等な柔らかさであれば、沈下しても傾きませんが、不均等な状態であれば建物が傾いてしまいます。
この、沈下が一律ではないことを「不同沈下」と呼びます。
 
地盤沈下をさせない・沈下を抑制する・部分的に補強し均等に沈下させる等、様々な手法がありますが、
全て建物を傾かせない目的として工事を行います。
当然、均一で強固な地盤であれば地盤補強を行う必要はありません。

地盤補強が必要かの判断

では、何を根拠に地盤補強が必要かの判断をしているのでしょうか。
地盤補強が必要かの判断は、地盤調査の結果から考えます。
 
地盤調査はスウェーデン式サウンディング試験(SWS試験)や標準貫入試験等がありますが地盤の硬軟具合や周辺の地形や履歴等から地盤の状況を判断し、直接基礎のみで建物が傾かないかの判定を行います。
 
告示第1113号には以下のようにあります。
「地震時に液状化するおそれのある地盤の場合又は(3)項に掲げる式を用いる場合において、
基礎の底部から下方2m以内の距離にある地盤にスウェーデン式サウンデイングの荷重が 1kN以下で
自沈する層が存在する場合若しくは基礎の底部から下方2mを超え5m以内の距離にある 地盤に
スウェーデン式サウンデイングの荷重が500N以下で自沈する層が存在する場合にあっては、
建築物の自重による沈下その他の地盤の変形等を考慮して建築物又は建築物の部分に有害な損傷、 
変形及び沈下が生じないことを確かめなければならない。
 
その判定基準は、以下の3つの式のいずれかによって判断されます。
告示第1113号においては、自沈層(重りを載せただけで沈む層)の評価ができない等、
それぞれに特性がある為、どれを利用するかはお客様次第となります。
 
但し、どの基礎を利用するべきかは建物荷重を含め慎重に判断を行う必要があります。
 
長期に生じる力に対する地盤の許容応力度qa(kN/㎡)
 qa = 30+0.6Nsw      (平成13年国土交通省告示第1113号)
 qa = 30Wsw+0.64Nsw (日本建築学会推奨式)
 qa = 30Wsw+0.6Nsw (住品協推奨式)
 
判定基準基礎底部から下方2mまでの平均値(Nsw<150)
        qa < 20kN/㎡ ・・・基礎ぐい
 20kN/㎡ <=  qa < 30kN/㎡   ・・・べた基礎・基礎ぐい
 30kN/㎡ <=  qa         ・・・布基礎・べた基礎・基礎ぐい
越智建設株式会社
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